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私の病院の採用面接についてのお話

職種:獣医/動物看護士/トリマー

前置きしておくが、うちは計3日間、職場体験をしてもらった上で採用の可否を決めている(たまに雰囲気をぶち壊したり、人のペットに勝手にあれこれする爆弾がいるわけだが、そういった人は不採用としたうえで即お帰りいただく)

 

なので、面接などは基本的に行っていない。

面接だと、最低限のコミュニケーションが取れるか、長時間束縛に耐えるだけの体力があるか、やる気があるか、能力があるか、本当に動物が好きなのか、引っかかれる、噛まれることに抵抗はないか、糞尿の耐性があるかなどは面接で見抜くことを見抜くことは難しいと考えている。

 

これは面接を受ける方にもメリットがあり、職場の雰囲気、仕事の流れ、仕事の大変さを実際に触れていただくことで、入職前と入職後のギャップを最低限に抑えることができる。面接時の過度な緊張をしなくてもよい。

 

当然、職場体験で採用の可否を決める方法は、担当職員の負担が増えること、機密性に少々問題があること、面接者の時間をとってしまうこと、即戦力として働ける人を他にとられ、逃してしまうことなどのデメリットもあるが、それを凌ぐメリットがあるのだ。

 

実際、職場体験での採用に切り替えてから、入職前と入職後のギャップから即退職をされたり、職場を荒らす爆弾を採用することは無くなった。

 

小規模な病院にはぴったりな採用方法だと思う。